ゼオライトロータリー濃縮装置

ゼオライトローターの動作原理:

有機物を含むゼオライト材料からの高濃度の有機廃ガスは、少量の加熱空気を添加することで脱着できます。後部の処理空気量は風量比に応じて集中して少なくなります。

ゆっくりと回転するローターにより、有機物を含む吸着材が吸着部から脱着部へ自動的に回転し、脱着再生後の吸着材が有機性排ガスを再吸着します。

利点：

モレキュラーシーブローター濃縮装置は廃ガスの連続吸着とオンライン脱着を実現し、吸着処理後のガス中のVOC含有量を1PPM未満に低減でき、良好な効果、連続運転、簡単な操作という利点があります。加熱空気による連続脱着により、排気ガスの濃度は 5 ～ 20 倍に増加し、排気ガスは 5 ～ 20 分の 1 に減少します。

風量が多く濃度の低い排ガスを風量が少なく濃度の高い排ガスに濃縮した後、濃縮した排ガスを凝縮、燃焼等の処理が可能です。

▶ 低濃度、大風量などの条件下でのVOC処理に適しています。

▶ スプレー、印刷、半導体、液晶、化学などのさまざまなプロセスで広く使用されています。

▶ ベンゼン、トルエン、キシレン、スチレン、ヘキサン、シクロヘキサン、MEK、MIBK、アセトン、酢酸エチル、NMP、THF溶媒などの処理に適用可能です。

各種塗装工場（自動車製造、造船、自転車製造、航空機製造、金属製品等）の排気処理。各種印刷工場の排気処理（グラビア印刷印刷、建築・装飾材料印刷、その他の印刷工程）。アルミ形材製造、塗装工程等の排気処理。各種電子製品製造工程の排気処理。半導体集積回路および液晶ディスプレイ（LCD）製造プロセスの排気処理。リチウムイオン電池製造における排気処理（電極形成工程、電解液充填工程）。樹脂、ゴム、タイヤ、その他の製品の製造における排気処理。自動車修理店や衣類ドライクリーニング店などの分散源からの揮発性有機化合物の排気処理